相棒-劇場版- 絶体絶命！42.195km 東京ビッグシティマラソン

2008

必ず、追いつめてみせます。

製作国　日本
サスペンス／犯罪／ミステリー

監督　和泉聖治
出演　水谷豊　寺脇康文　岸辺一徳　津川雅彦　木村佳乃

【火と水ってこういうことかい】
一言いうと、残念。
二言でいうと、非常に残念。
盛り込みすぎが敗因か。
劇場版と言うことで肩に力が入って空回りした感がある。
日本人拉致にするか、ゲーム系処刑リスト系にするかどちらかに絞った方が良いものが出来たハズ。
両者は相容れない。上手くすれば相容れるかも知れないが、難しいだろう。
テーマを前面に押し出しすぎたのも良くない。押しつけがましくてかえって印象に残らない。
ダイレクトにセリフに出して、しかも長々とやってしまっては野暮ったくてしょうがない。
矛盾しているが、詰め込みすぎで洒落たセリフなど何も無かったわりには間延びしている。
それに、ムリヤリ出した感のある人や、ムリヤリ見せ場を作った感のある人が存在する。ムリヤリを感じさせる作りになってしまっているとは…
あまりしっくり来ない場面も多い。
例えば、
やよいちゃんのためとか言いつつやよいちゃん巻き込まれて死にかけてるし。
あまり強力な動機もなくＳファイルを公開するし。
あの落書きについて一課が何も調べないのもちょっと…。
やはり息子の復讐とゲームじみた手法が合わない。
なぜチェスなのか。
等々。
細かいと言われればそれまでだが、「そういう細かいことが気になるんですよ、僕の悪い癖」

発想・ネタ・モチーフは良いだけに、非常に勿体ない。
相棒ファンとしては本当に残念だ…

 

 

ホワット・ライズ・ビニース

WHAT LIES BENEATH(2000)

彼は　完璧な夫だった　たった一度の過ちを　犯すまでは。

製作国　アメリカ
サスペンス／ミステリー

監督　ロバート・ゼメキス
出演　ハリソン・フォード　ミシェル・ファイファー　ダイアナ・スカーウィッド　ジョー・モートン　ミランダ・オットー

【バスタブ】
…まず忠告。キャッチコピーは見てはいけない。このキャッチをつけた人の感性を疑う。
面白くなくはないのだが弱い。カメラワークに凝っているわけでもないし、映像が素晴らしいというわけでもない。ミスリードや演出も平凡。展開はややわかりづらい。
前半ホラー、後半スリラーといった感じで悪くはないのだが、怖がらせたいのか何なのかやりたいことがイマイチわからなかった。

エイリアンＶＳ. プレデター

ALIEN VS. PREDATOR (2004)

―― どちらが勝っても…人類に未来はない。

製作国　アメリカ
ＳＦ／ホラー／アクション

監督　ポール・W・S・アンダーソン
出演　サナ・レイサン　ラウル・ボヴァ　ランス・ヘンリクセン　ユエン・ブレムナー

【根性焼き？】
エイリアンの驚くべき生体とプレデターの知られざる文化に迫る。
…なワケないか。
意味がわからない…何故10進法を使っていると、10分でピラミッドの形が変わるのか。ていうかそれが今そこにあった明確な理由は？
何でヒロインが強いんですか？攻撃の手を抜いているとしか思えない。
てか、何でエイリアンとプレデターなのよ。出る作品も世界観も違うだろ。
しかも、プレデターもエイリアンなのでは？
人間が死にまくるが、キャラもないし覚える前に適当に死ぬのでぶっちゃけ誰がやられているのかわからない。
エイリアンの体液が強酸だったり大丈夫だったりするし。どっちよ。
とにかくいろいろ酷い出来だが、しかし笑える。いや別に笑いを取ろうとしていないのだろうが。
強いて言えば…プレデターの武器がカッコよかった…かな？

壊滅暴風圏／カテゴリー６

Category 6: Day of Destruction (2004)

製作国　アメリカ
パニック／アクション

監督　ディック・ローリィ
出演　トーマス・ギブソン　チャンドラ・ウェスト　ブライアン・マーキンソン　ダイアン・ウィースト


【停電？嵐？竜巻？】
TVMなので、あまり多くを期待してはいけない。が、ＣＧもがんばっているし、スケールも大きい。
ただ災害の描き方が適当で、あまり緊張感がない。むしろ停電がメインなのか竜巻なのか何なのかあまりよくわからない。
テンポが緩慢で、緊張感の低さに拍車をかけている。
全体的に緩急が無いボワンとした感じだが可もなく不可もなくと言ったところか。
レビューを書くまでもなかったか…？
映画における悪役や小悪党、いわゆる「死にキャラ」を丁寧に拾ってつぶしていくのが、あまりに丁寧なので笑える。

ザ・クラウン 炎のリベンジャー

DER CLOWN
THE CLOWN (2005)

製作国　ドイツ
アクション

監督　ゼバスティアン・フィック
出演　スフェン・マルティネク　トーマス・アンツェンホーファー　エヴァ・ハーベルマン　ゲッツ・オットー


【誰かピザ食べるか？】
知らない俳優ばかりだ…
特にコメントは無い。コレといって悪いところは無いけれど別に良いところも…無い。
ただ、ハリウッド映画にはない独特の雰囲気が漂っている。
主人公とヒロインがイマイチ冴えないが、悪役は皆格好良かった。