Vフォー・ヴェンデッタ

V FOR VENDETTA

制作国　イギリス／ドイツ　132分
アクション／サスペンス　PG-12

監督　ジェームズ・マクティーグ
出演　ナタリー・ポートマン　ヒューゴ・ウィーヴィング　スティーヴン・レイ　

【スカーレット・カーソン“死のバラ”】
あまり期待していなかったせいか、面白かったです。
マトリックスのチームと言うことでますます期待が薄れていたのですが、マトリックスより楽しかったですよ。セリフ回しや展開などがどうにもわかりにくいというかスッキリしないというかつかみ所がないのはマトリックス風ですが。
シェークスピアやゲーテを引用したり、チャイコフスキーの調べに乗せて爆破したりと、知的で冷酷で優雅なカンジの“V”はイイキャラです。好き。
途中、革命物なのか復讐物なのかはたまたサスペンスなのか、本当につかみ所がなくてテンポもやや緩くハナシを見失いそうになりますが、ナタリーやヒューゴの迫真の演技も手伝って「この先が気になる」感が最後まで持続します。
映像や演出も、さりげなく凝っています。
アクションシーンは少な目ですが独特でイイカンジ。かなり美しいナイフアクションです。
…朝食を作ってくれる“V”のエプロン姿にときめいたのは私だけではあるまい。